順天堂大学医学部 脳神経内科

〒113-8431 東京都文京区本郷3-1-3 
TEL:03-3813-3111(大代表)

研修カリキュラム

入局後1~3年は、主に病棟業務を担当します。浦安病院、静岡病院、練馬病院、江東高齢者医療センターをローテートしながら、内科専門医研修に必要な経験を積むとともに、神経内科専門医としての臨床経験を研鑽していきます。

大学院入学後は研究を主とし、自らの疑問に対し自ら答えを見出す研究テーマを選択して研鑽を重ねます。その間に、内科専門医・神経内科専門医をはじめとする各種資格や、サブスペシャリティ資格の取得を目指します。

大学院卒業後は、これまでの経験を活かし、指導医として活躍していただきます。

研修カリキュラム

※医局員一人一人の状況や希望にあわせた、柔軟なキャリアパスが可能です。
※他施設や他大学院で研鑽を積んでから入局される先生、順天堂大学医学部基礎研究医養成プログラム(大学卒業と同時に大学院基礎系の教室に入学)を専攻中の先生など様々なバックグラウンドを持つ先生が入局しています。

専門医

内科専門医

順天堂大学では、J-Oslerプログラムはほぼ全ての専攻医が3年目までに修了しています。脳神経内科の専攻医も100%内科専門医を取得しています。

日本神経学会専門医

日本神経学会の研修目標をすべて達成できる体制が整っており、入局4年目で受験資格を得ることができます。大学院卒業までに、全員が神経内科専門医を取得しています。

その他取得可能な専門医・認定医(脳神経内科医としてのサブスペシャリティー)

  • 日本脳卒中学会専門医
  • 日本頭痛学会専門医
  • 日本認知症学会専門医
  • 日本てんかん学会専門医
  • 日本臨床神経生理学会専門医
  • 日本神経治療学会認定医 など

1週間の予定

以下は、入局後の大まかな1週間の流れを、本院の専攻医をモデルにご紹介します。

1週間の予定

各専門チームによるカンファレンス、回診

  • 入院中の各専門分野(免疫、脳卒中、パーキンソン病デバイス治療)の症例について、週1回治療方針を確認します。
  • その分野の第一線で活躍する指導医から、最新の知見や診療方針を直接学ぶことができます。
  • カンファレンス以外でも、治療方針に迷った際には、いつでも専門チームの指導医に相談できる環境が整っています。

モーニングカンファレンス

  • 月曜から木曜、午前8時30分より30分間実施。
  • 前日の新入院患者について、担当医が現病歴・既往歴・神経所見・検査所見・画像所見をまとめてプレゼンテーションし、医局全体で診断と方針を検討します。

新患診察

  • 金曜朝、教授や先任准教授が診断困難な患者を実際に神経診察し、診断・治療方針を検討します。
  • 主任教授による神経診察を間近で見学できる絶好の機会であり、自身の診察との比較を通じて深い学びを得られます。

症例検討会

  • 金曜11時から30分間実施。
  • 診断が難しい症例や希少症例について、担当グループがパワーポイントで発表し、医局全体で診断・治療方針を議論、最終的な方向性を決定します。
  • 興味深い症例は、この症例検討会での内容をもとに、研修医や専攻医を第一著者とした学会発表や症例報告論文につなげます。

病棟カンファレンス

入院患者さんについて、治療経過を確認し、退院後の生活や社会復帰を見据えて、医師、看護師、リハビリスタッフ、医療ソーシャルワーカーで検討します。

外勤

  • 平日週1回、週末は月1回の外勤があります(頻度や内容は応相談)。
  • 脳神経内科の療養型病院やリハビリ病院での病棟管理、市中病院での外来診療、訪問診療など、大学病院以外での医療を幅広く経験できます。
  • 自身が診療した患者をリハビリや在宅診療の場までフォローできるため、臨床経験の深化だけでなく、患者本人やご家族の視点に立った診療姿勢を身につけることができます。

1日の流れ

病棟業務

  • 病棟業務はチーフレジデントを中心としたチーム制で行っています。研修医・専攻医・チーフレジデント・指導医で構成され、休日は担当症例の状況に応じてチーム内で分担します。
  • 平日は午前8時30分のモーニングカンファレンスから始まります。その後、指導医・チーフレジデントと病棟回診を行い、治療方針を決定、病棟指示を出し、検査結果などを確認します。各グループにほぼ毎日新規入院患者が入るので、入院したら上級医とともに内科・神経診察を行います。当日中に、病歴、診察所見から解剖学的診断・病因診断の考察、検査や治療の方針までを入院一号紙にまとめて、翌日のカンファレンスに備えます。
  • 夕方には再度上級医と病棟回診を行い、翌日の診療に向けた準備を整えるのが1日の流れです。
病棟業務

各附属病院のローテーション

入局3年目までは、各附属病院をローテーションしながら経験を積みます(通常は3カ月ごと)。各病院にはそれぞれ特徴があり、順天堂医院では主に神経変性疾患、浦安病院では血管障害、静岡病院では一般神経内科疾患(変性疾患、免疫疾患、神経感染症など)の患者さんが多く受診、入院されています。

そのため、関連附属病院での研修を通じて、脳神経疾患の幅広い症例をバランス良く経験することができます。

順天堂医院(2022年度1016人)
順天堂医院(2022年度1016人)
順天堂浦安病院(2022年度617人)
順天堂浦安病院(2022年度617人)
順天堂静岡病院(2022年度500人)
順天堂静岡病院(2022年度500人)

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