ホスレボドパ・ホスカルビドパ持続皮下注(LDP/CDP:ヴィアレブ®)
ウェアリングオフやジスキネジアといった運動合併症に対する治療として、内服、外科的治療に加えて、2023年より外科的治療の全く必要ないホスレボドパ・ホスカルビドパ持続皮下注(LDP/CDP:ヴィアレブ®)が可能となりました。
ヴィアレブは、皮下に投与するために開発された液体状のレボドパ含有製剤で、腹部の皮下にカニューレ(細くて柔らかい管)を留置して、専用のポンプから24時間途切れることなく投与ができます。
これにより、夜間も含め1日を通して切れ目のない治療が可能となります。
ポンプの重さは薬液を含めて約300g程度で、ウェストポーチなどで携帯できます。お風呂に入るときにはポンプを取り外すこともできます。
カニューレは3日に1回交換、薬液は1日1回の交換が必要となります。
- 合併症
- 投与部の皮膚トラブル
- 精神合併症(幻覚など)
- ジスキネジア
当院では、デバイス補助療法共通の評価、入院での導入のほかに、担当医の判断によっては外来での導入も行っております。

本治療を検討してみたいという方は、かかりつけの主治医にご相談の上、パーキンソン病センター「パーキンソン病初診外来」(脳神経内科外来より予約)、もしくはメディカルコンシェルジュ「DAT初診外来」をご予約ください。