順天堂大学脳神経内科

順天堂医院脳神経内科では入局希望医師(研修医)、治験希望患者さんを募集しております


Powered by Google
〒113-8431 東京都文京区本郷3-1-3 TEL03-3813-3111(大代表)
  研修医・学生の方へ治験希望の方へ業績在宅医療について関連病院一括同窓会
   

既に他学でキャリアのある先生方へ

 
研修医・学生の方へ 戻る

当科では、他学で神経内科としてのキャリアをお持ちの先生方も大歓迎です。(実際に、珍しくありません。)

他学の神経内科で学ばれたご経験は当科にとって大変貴重なものとなります。

出身大学はもとより、経験年数も問いません。当科で新たに学びたい先生、臨床・教育・研究をさらに発展させたい先生は、お気軽にご連絡をください。

問い合わせ
順天堂大学医学部附属 順天堂医院 脳神経内科 
医局長 山城一雄
電話 03-3813-3111 内線3328
e-mail kazuo-y@juntendo.ac.jp


他学でキャリアのある先生方へのメッセージ
福島県立医科大学神経内科講座教授の金井数明と申します。順天堂大学神経学講座(脳神経内科)には2012年4月から2018年8月まで在籍しました。
自分はそこで非常に多くのものを得たと思っています。そのすべてをここで書くことはできませんが、その一部をここでご紹介したいと思います。

1>異なるものとの出会いが生む力
神経学的所見の診察法、考え方などはどこの組織でも大きくは変わることはありません。しかし細かい部分では組織ごとに違いがあります。また同一の疾患をみた時でも、どのような順で診察しどのように解釈していくのか、そういった細かいことが異なることはあります。
当然自分が教育を受けた組織と順天堂の神経学で考え方との間には、非常に細かいところですが時に違いがあります。でもその違いにはそれぞれ合理性があり、どちらが正しいと言えないのです。そういった違いを知ること、それに触れること、それは自分の神経内科医としての在り方を成長させてくれたように思います。またその違いを伝えること、それは受け入れる側の明日の力にもなります。
異なるもの同士がリスペクトを持って出会うとき、新しい力が生まれることがあります。自分にとって順天堂脳神経内科はそのような場でした。

2>“何でもあり”の力
自分は臨床に基づいた研究を行ってきた人間なので、研究にはそのベースとなる臨床の場が非常に重要になります。その臨床の場も、自分には“目からうろこ”でした。
以前在籍した組織は、自治体の中でも少し敷居が高いところにあって、県内の医療機関から良い意味で言えば精選された、ちょっと悪い言い方をするとややフィルターがかかったというかバイアスのかかった患者さんたちが紹介されてくるようなところがありました。また基本的に脳血管障害はあまり診ず、救急についても(自分が在籍していた時代は)自科のかかりつけしか診ない、というようなところがありました。一方の順天堂はまさに“何でもあり”で、バイアスがかからないまま患者さんが直接病院にやってきますし、他科のかかりつけの患者さん方の神経合併症の急性期も多く診察する必要があります。ですのでまず臨床医として、量だけでなく質的にも非常に多様で深い経験を積むことができました。結果として、例えばある神経免疫疾患については、その疾患に対する考え方が180°とは言わないまでも90°ぐらい変わってしまいました。また例えば、自分が専門の1つとしている神経変性疾患であるALSにしても、以前所属していた組織の方が年間に診断する数は多かったかもしれないのですが、順天堂の方がより発症早期の患者さんを診察することが多いのです(つまり中間を介する医療機関が少ないから)。
こういった経験は、臨床医としても、また臨床研究を行う研究者としても、非常に多くのものを自分に与えてくれたと思います。

3>臨床・教育・研究のトライアスロン
中には順天堂に来た後にさらにステップアップをお考えになっている先生もいらっしゃるかと思います。最近の大学教員には臨床・教育・研究の全てに高い能力と実績を求められるようになっており、まさに過酷なトライアスロンの世界のようです。こんな中、どの組織に属そうとも、そのすべての分野で実績をどんどん伸ばしていくことは難しいことだと思います。ただ順天堂でなら、自分に足らない分野を伸ばすことは十分すぎるぐらい可能で、また努力次第で3つの分野の全てを伸ばすこともできると思います。それは、順天堂がその3つの分野のどこでも絶対手抜きをしない、そしてそれゆえにその3分野どれでも国内のみならず国外でも一流を張ることができる組織だからなのだと思います。

現在私は順天堂大学脳神経内科の同門となっておりますが、順天堂大学脳神経内科の門を叩くことをになった運命に感謝しています。

 
  学校法人順天堂医学部医学部神経学講座大学院医学研究科順天堂医院附属病院マップEnglish  
 
Copyrght(C) 順天堂大学医学部附属順天堂医院 All rights reserved. Produced by FARO